将棋の藤井聡太七冠に佐々木勇気八段が挑む、竜王戦七番勝負の第4局が大阪・茨木市で指され、佐々木八段が勝利して、シリーズの成績を五分に戻しました。

 藤井七冠の2勝1敗で迎えた竜王戦の第4局は15日、対局がスタートし、序盤に角を交換した後、互いに王将を最初の位置に置いたまま指し手を進める「居玉」の戦いが続きました。

 午後6時すぎ、藤井七冠が62手目を紙に書いて封をする「封じ手」をし、16日午前、封筒が開けられて対局が再開しました。

 先手番の佐々木八段は15日、16日と積極的な手を重ね、藤井七冠も応じる激しい攻め合いとなりました。

 結局、攻め手を緩めなかった佐々木八段が藤井七冠を押し切り、竜王戦の成績を2勝2敗のタイとしました。

 第5局は今月27日と28日に、和歌山市で予定されています。

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