宮城県の小・中学校で、25日の学校給食の牛乳を飲んだ児童や生徒から、体調不良の報告が相次ぎました。

蒲町中学校・飯淵優校長:「給食が始まって直後くらいに、2つの学級の担任から生徒が『牛乳の味が変だ』と訴えていると。すぐに(校内)放送いれて、牛乳の味がおかしい。違和感があるから、飲まないようにと指示を出した」

県内で、体調不良を訴えたのは660人以上。そのうち、仙台市だけで337人を数えます。

蒲町中学校・飯淵優校長:「学級によっても差があり、学年によっても差があったので、一体、これは何なんだという不安な思いが、一番大きかった」

同じ牛乳を提供していた名取市や岩沼市など9つの自治体でも、味の異変の報告があり、約330人の児童・生徒が、体調不良を訴えているということです。

東北森永乳業は、工場や学校に残っていた同じ製造日の牛乳を検査しましたが、異常は確認されておらず、原因特定のため、さらに詳しい検査を行うとしています。また、仙台市保健所が、工場の立ち入り調査を行いましたが、衛生管理などの問題は指摘されなかったということです。

同じ牛乳を飲んでいても、まったく問題ない子どももいて、製造・配送・保管など、今のところ、どこに原因があるのか、まったく謎の状態です。

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