兵庫県警本部=神戸市中央区

パトカーで巡回中に立ち寄った交番内で性行為をするなど職務を怠ったとして、兵庫県警監察官室は26日、阪神地域の同じ警察署の地域部門に所属していた男性巡査部長(35)と女性巡査長(27)をいずれも減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。2人は事実関係を認め、同室の調べに「最初はそういう目的ではなかったが、欲望から流れで行為に至った」などと説明している。

監察官室によると、2人はともに既婚者だが、昨年6月15日~今年2月10日、不適切交際を続けていた。昨年8月23日、パトカーで2人で巡回中に管内の交番に立ち寄り、午前3時50分から午前8時20分ごろまでの約4時間半にわたり滞在。交番内の休憩室で性行為に及んだとしている。

同署管内ではこの間に110番などはあったものの、パトカーの出動を要する事案はなかったという。今年2月ごろ、署内で「2人の距離が近い」と噂が流れ、署の幹部が2人を追及したところ、いずれも不倫関係を認め問題が発覚した。

正木博文監察官室長は「警察官として許されない行為で、深くおわび申し上げる。職務倫理教養や業務管理を徹底し再発防止に努める」とコメントしている。

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