沖縄本島北部地域で8日夜、線状降水帯が発生し、9日にかけて床上・床下浸水、冠水に伴う車両の閉じ込めなどが相次いだ。名護市源河では、床上浸水した一軒家に取り残された高齢の夫婦を、消防隊員が救出した。
大宜味村では9日未明、5段階の警戒レベルで最高の避難情報「緊急安全確保」が発表された。同日午前7時前には解除されたが、レベル4の「避難指示」が出されている。
8日から9日にかけて、119番通報は国頭村、東村、大宜味村の3村で32件。うち17件で消防隊員が出動した。人的な被害はなかったが、床上・床下浸水被害が10件、冠水による車両の閉じ込めが6件、河川の氾濫1件だった。
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