東京ではこの週末がお花見のラストチャンス。列島各地で夏日が続出しそうです。お花見中も油断大敵、春の熱中症に注意が必要です。
■樹齢1000年超「三春滝桜」満開
福島県三春町の山あいに一本、堂々と。樹齢1000年を超える「三春滝桜」です。訪れた人が驚くのは何といってもその大きさ。
福島県内に住む観光客
「滝桜は有名なので、全国区なので来た。なかなかこんなにでかい桜を見たことがない」
東京からの観光客
「違う。全然違う」
「(Q.どこが違う?)木が大きい」
山梨、岐阜の桜と合わせて「日本三大桜」に数えられる滝桜。10日に満開を迎え、週末も楽しめそうです。
■京都仁和寺を彩る「御室桜」
西では遅咲きの桜が咲き乱れていました。京都の仁和寺を彩る「御室桜」。背丈が低いのが特徴で、桜のトンネルも近いです。
仁和寺 金崎義真さん
「参拝の方が自分の目線の高さに桜があるので、近くで匂いをかいだり写真を撮ったり春を楽しめる。遅く咲くのが特徴なので市内が散って(桜が)ある所に人が移動している」
人生で初めて桜を見た2人は…。
ドバイからの観光客
「(Q.桜はどうですか?)アメージング」
「見飽きることはないですね。晴れて太陽が輝いていて素晴らしいわ」
「僕は耐えられる暑さです。ドバイに住んだら、このぐらいの暑さは大したことない」
最高気温が24℃を超え、ゴールデンウィークごろの暖かさとなった京都。鴨川では犬も水浴びです。
地元の人
「きょうは暑い。京都の感じでいうと6月くらい」
■“まるで6月”桜×ひんやりスイーツ
そんななか、続々と客が訪れるひんやりスイーツ店が。京氷菓つららでは、桜とコラボした絶品かき氷が期間限定で登場。桜ミルクシロップや桜あんクリームなど桜尽くしで味わうこちらも人気です。
近藤千裕店長
「きょうはすごく暑いので普段より(客が)多い。暑さは大歓迎でワクワク。たくさん削ってがんばります」
■25℃前後でも注意!“春の熱中症”
今週末、気温は各地で上昇する見込み。お花見も楽しめそうですが、実はこの時期だからこそ気を付けた方が良いことが…。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「春のこの時期、(気温)20℃台でも熱中症に注意が必要」
春でも熱中症に要注意…。いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤博道院長にその理由を聞きました。
伊藤博道院長
「つい最近まで寒かったと。暑熱順化がうまくまだ順応していないということもあり、熱中症が危惧される」
汗をかき、熱を外に出せるよう体を慣らしていく「暑熱順化」。十分にできていないと、体に熱がこもり、25℃前後の日でも熱中症のリスクがあるそう。対策は今からできるのでしょうか。
伊藤博道院長
「暑熱順化を早めにするということが重要になってくるが、そのなかでは適度な運動。これによって汗をかく機会を増やす。そして何と言っても夜の入浴。温かいお湯に首までつかると循環がよくなってじわっと汗をかく」
こうしたことが暑熱順化のトレーニングになるということです。
▶テレ朝天気
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