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兵庫県加古川市で2007年、鵜瀬柚希さん(当時・小2)が殺害された事件について、別の殺人事件で服役中の男が、事件への関与を認めていることがわかりました。

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遺族は、警察とともに、あきらめることなく情報提供を呼びかけ続けてきました。

鵜瀬柚希さんの遺族(2018年)                          「捕まるまでは、私たちは続けていくしかないので、一人でも多くの方にその気持ちをわかっていただけたら」

2007年10月16日、自宅から500メートルほど離れた公園で遊んでいた柚希さんは、午後6時ごろ、自転車で帰宅の途につきました。そして、数分後、自転車をいつものように自宅の裏側に停めます。あとは玄関を開け、「ただいま」と声をあげるだけでした。しかし、柚希さんは自宅の裏から玄関に向かう、そんなわずかな時間に何者かに刃物で襲われ、亡くなりました。

のどかな住宅街で起きた殺人事件に、目撃情報なども乏しかったことから捜査は難航しました。

しかし、別の事件で服役している男(45)が、 事件への関与を認めているということが捜査関係者への取材でわかりました。

男が起こした別の事件とは、2004年、岡山県津山市で女の子(当時・小3)が自宅で殺害された事件です。

男は、突然、押し入り、1人でいた女の子に、複数回、刃物を突き付けました。その後、2018年に男は逮捕され、2023年、無期懲役が確定。現在、服役しています。過去には、ほかにも殺人未遂事件など、少なくとも3件の事件を起こして逮捕されていますが、被害者は、小学生や中学生の女子ばかりです。

男は、過去の裁判で、動機について「腹部を刺して、血が見たいと考えていた」と述べていました。

津山事件で男が逮捕された直後、男の母親がテレビ朝日の取材に答えています。

父親は兵庫県警の元警察官、母親も警察の職員だったといい、取材に出向いた飛松五男氏とは同僚でした。母親は、加古川の事件について男と話したことがあったそうです。

男の母親(2018年)                                 「『やってない』というから『本当やね?』というだけの話。だから、それは信用していましたけどね。だけど、いま、私はわからん」

加古川での事件の1年前に兵庫県たつの市で起きた当時小学4年生の女の子が刃物で刺され、重傷を負った事件でも、男は関与を認めているということです。

警察は7日、たつの市で起きた事件で男を逮捕する方針です。その後、加古川での事件についても、調べを進めるものとみられます。

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