アメリカの大統領選挙でトランプ氏が勝利を確実にしたことを受け、拉致被害者家族会の横田拓也さん(56)らが「政権交代により拉致問題の抜本的な改善を期待する」などとコメントしました。

 北朝鮮による拉致被害者家族会の横田拓也代表は「ここ数年、戦略的忍耐により米朝のコミュニケーションは希薄化していた」「北朝鮮は対米関係を改善させることを最大の関心事としており、政権交代により、人権問題の拉致問題の抜本的な改善と前進につながることを期待する」「家族会の親世代が、健在なうちに全拉致被害者の即時一括帰国と再会が実現することを期待するとともに、日本政府の強いリーダーシップにも期待する」「(トランプ氏は)拉致問題に時間を割いて面会してくださったので、引き続きの理解と協力をお願いしたい」とコメントしました。

 また、事務局長の飯塚耕一郎さん(47)も「過去、日本からの要望により拉致問題に協力頂いた方が再当選されたことにより、また協力頂ければ大変ありがたい」としたうえで、「以前のようなアメリカの北朝鮮に対する強力なプレッシャーや追及、また、日本との連携の上の具体的な救出への協力を改めて求めたいと考えます」と述べました。

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