東京電力は、福島第一原発2号機のデブリの一部をつかんで持ち上げる映像を公開しました。
4つの画面の左上。装置先端の爪のような部分がデブリをつかみ上げます。
31日東京電力が公開した映像では、デブリをつかんだ装置がゆっくりと動いていきます。
今回つかんだデブリは直径5ミリほどで、重さは3グラム以下とみられます。
デブリの試験的取り出し作業はパイプをつなぐ順番を間違えたり、取り出し装置に付いたカメラの映像が映らなくなるなどトラブルが相次いでいました。
東京電力 廃炉推進カンパニー 小野明代表
「燃料デブリの取り出しというのが、社会的に非常に大きなポイントになっていたということを、もっと我々意識しておくべきだったと思いますし、そう考えた時にやはり東京電力としてもっと関与するような慎重さというか、そういうのがあっても良かったかなというのは我々の大きな反省という事になるのかと思います」
つかんだデブリは週末にかけ原子炉格納容器の外へ出し、週明け以降放射線量を測定し作業に問題ない線量であれば容器に収納して茨城県の研究施設に搬出する予定です。
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