秋晴れの空の下、園遊会が行われ、パリ・オリンピックの金メダリストらが出席しました。天皇皇后両陛下は一人ひとりと、ゆっくりと会話され、笑顔がはじける場面もありました。
パリオリンピック・パラリンピックのメダリストなど1400人以上が出席した今回の園遊会。天皇皇后両陛下や皇族方と過ごす“和やかなひと時”です。
女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手(26)。65メートル80の記録について、天皇皇后両陛下は気になることがおありになったようです。
天皇陛下
「65m?」
女子やり投げ 北口榛花選手
「はい。池は越えられるかと思います」
雅子さま
「やりの重さは?」
女子やり投げ 北口榛花選手
「600グラムです」
雅子さま
「そんなに軽いんですか?」
女子やり投げ 北口榛花選手
「みなさん重いって思われているけど、すごく軽いです。長さは2メートル20センチ」
雅子さま
「それで600グラム。何でできている?」
女子やり投げ 北口榛花選手
「やりの種類によって変わるんですけど、カーボンやスチール、アルミでできていたりで」
天皇陛下
「やはり風などの影響があるのですか?」
女子やり投げ 北口榛花選手
「そうですね。向かい風の方が昔は飛ぶと言われていたんですけど、私のやりは追い風の方が記録が出やすい、やりです」
その後も、メダリストたちに気になることをどんどんお尋ねになります。
天皇陛下
「袖釣り込み腰?」
柔道男子 阿部一二三選手(27)
「はい。あの技が一番相手を投げられるかなと。背負い投げも得意なんですけど、最近は袖釣り込み腰が海外の選手に効くのかなと」
雅子さま
「妹さんにもよろしく」
柔道男子 阿部一二三選手
「ありがとうございます」
天皇陛下
「テレビで拝見していました。逆転ですごいですね」
体操男子団体 杉野正尭選手(26)
「信頼できるチームワークが今回の金メダルにつながったと感じています」
雅子さま
「神秘的」
特に熱心にお話をされた2人がいました。スケートボード女子ストリートの吉沢恋選手(15)と男子ストリートの堀米優斗選手(25)です。
雅子さま
「アメリカでは盛んですか?」
スケートボード 堀米雄斗選手
「アメリカではカルチャーとして根付いているので、警察の人とかもスケボーに乗って」
天皇陛下
「スケートボードは芝生の上でできないのですか?ちょっとスロープになっている…」
スケートボード 堀米雄斗選手
「できないことはないですけど、スケートボードってパーツごとになっていて、競技の時は硬めのタイヤを使うんですけど、こういうところで滑る時は大きめにして、柔らかいのを使うと、こういうところでも気持ちいいかもしれない」
雅子さま
「わたし子どものころスケートボード滑るだけは滑ったことある」
スケートボード 吉沢恋選手
「え!そうなんですね」
雅子さま
「友達が持っていて、家の前が坂になっていたので、そこで滑っただけなのですが、楽しくやっていました」
スケートボード 吉沢恋選手
「じゃあ一緒に滑れますね」
雅子さま
「でもパークとかストリートはとても」
スケートボード 堀米雄斗選手
「スケートボードに乗っていたという話をしてくれて、めちゃくちゃ親近感がわいたし、びっくりした。すごくうれしかった」
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