警察官を名乗る男から「口座の金が犯罪に関わっている可能性がある」などと嘘の電話があり、茨城県の男性が1億2000万円余りをだまし取られました。被害金額としては県内で過去最大です。

 警察によりますと、茨城県守谷市に住む60代の男性は7月、電話会社の職員を名乗る男から「あなた名義の電話から不正なメールが送られている」と電話がありました。

 その後、警察官を名乗る男に電話が代わり、「あなたの電話で迷惑メールや迷惑電話が発信されており、あなたが詐欺事件の容疑者となっている」と言われたということです。

 検察官を名乗る男からも「あなたの口座の金が犯罪に関わっている可能性があるので、すべて指定する口座に送金してほしい」と言われ、男性は17回にわたって指定された口座に金を振り込みました。

 だまし取られたのは合わせて1億2000万円余りで、茨城県内の被害額としては過去最大だということです。

 警察は捜査内容を対象者に教えたり、現金を振り込ませたりすることは絶対にないと注意を呼び掛けています。

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