激しく燃える船から救助されました。
激しく立ち上る黒い煙。時折、見える炎。煙に覆われた船には8人が乗っていました。
この船で何が起きていたのか、困難な状況下での救助の記録が明らかにされました。
8人が乗船していたマグロ漁船で火災が発生。場所は沖縄本島の最南端から南東へ約465キロ離れた海上。
海上保安庁は8月30日午前6時前にSOSを受信、航空機と巡視船で救助に向かいました。
第11管区海上保安本部の職員
「黒煙は不完全燃焼による有毒ガスを含む場合もあり、多量に吸い込むと中毒を引き起こすため危険な状況だと感じた」
救命ボートで漂流していた7人の姿を確認。しかし、巡視船の到着は深夜になるため、近くにいる民間のタンカーに救助を要請。上下に大きく揺れる波のため、はしごを上るのも困難な状況でしたが、タンカーの乗組員の協力もあり、日没前に7人はタンカーに収容されました。
第11管区海上保安本部の職員
「救命ボートの乗員全員が無事にはしごを上りきることを願った」
深夜に到着した巡視船に7人は移され、その後、病院へ搬送されました。
残る1人の行方は現在も分かっていません。
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