発熱やせきなどの症状が出るマイコプラズマ肺炎の患者数が8週連続で増加するとともに、4週連続で過去最多を更新しました。
国立感染症研究所によりますと、今月20日までの1週間に全国の医療機関から報告されたマイコプラズマ肺炎の患者数は8週連続で増加し、1医療機関あたり「2.01人」でした。
1999年に統計を開始してから最も多く、4週連続で過去最多を更新しています。
都道府県別に見ると、最も多いのは青森県の「4.83人」で、次いで佐賀県が「4.67人」、愛知県が「4.47人」でした。
また、東京都の感染者数は過去最多となる「3.84人」でした。
マイコプラズマ肺炎は発熱や倦怠(けんたい)感、たんの出ないせきなどの症状がみられ、一部の人は肺炎になり重症化することもあるということです。
感染経路は主に飛沫(ひまつ)感染で、秋から冬にかけて流行する傾向があります。
厚生労働省は手洗いなどの基本的な感染対策や、せきの症状がある場合にはマスクの着用を呼び掛けています。
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