コロナ禍のころ、飲食店に設置されていた“パーティション”。他にも学校や会社、公共施設など、あらゆる所に設置されていました。

 今、撤去されたパーティションはどこに行ったのでしょうか。

 産業廃棄物の処理施設には、役目を終えたパーティションが運び込まれていました。

柳田産業 柳田栄喜社長
「この番号が付いていないのが一番のネックなんです。番号が付いていればその番号で追跡できるが」

 多くの商品に印字されている製造番号をたどると、製造会社や材料などを特定できますが、パーティションの多くはその表示がないといいます。

柳田栄喜社長
「急きょ、コロナ禍になったので、生産が追い付かなくて色々なメーカーがこうやったんでしょうね」

 材料が特定できないためリサイクルできず、多くが廃棄物として埋められています。

 しかし、ここではある画期的な方法で再活用されていました。

 廃棄物は機械で200℃ほどの熱が加えられます。機械の先からは粘土状の物質が次々と出てきています。

 二酸化炭素の排出量も少なく、クリーンな燃料として注目され、火力発電所などで石炭の代わりとして使われているRPF燃料という固形燃料です。

柳田栄喜社長
「アクリル板とかを処理して(再活用に)貢献したいと思っている」

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