走行中、目の前に巨大な金属の板が。間一髪の瞬間です。一体、何が。

 男性は仕事場に向かうため、片側2車線の国道に合流。目の前には大型のキャリアカーが走っていました。

後ろを走っていた男性
「前に積載物が高いトラック、積載車に大きなトラックを乗せて走っていて、(国道に)入った時には怖いなと思ったんですけど」

 男性は前方のトラックを乗せたキャリアカーとは十分な車間距離を取るように意識しながら走行していたといいます。

 後ろを走り始めてから約4分。突然、目の前に巨大な金属の板が落ちてきたのです。

後ろを走っていた男性
「自分の方に飛び込んで来るかなと、びっくりした。心臓がバクバクしました」

 間一髪、男性は急ブレーキを掛け、衝突は避けられました。

 道路をふさぐ巨大な金属の板。一歩間違えると重大な事故にもつながりかねませんでした。一体、何が起きたのでしょうか。

 映像を確認してみると、キャリアカーに積載された大型トラックの荷台の一部分が歩道橋にぶつかって落下してきたのです。

 このままでは、この車線を走ることができません。そこで…。

後ろを走っていた男性
「びくともしない、すごい重さにびっくりしました」

 2人では、とても持ち上がりません。

 その後、後続のドライバーや事故に気付いた人たちが次々とやってきて、キャリアカーの運転手らしき人物も駆け寄り、力を合わせてガードレールに立て掛け、走行できるようになりました。

 この映像を見た専門家は…。

交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん
「積載物が道路に落下したり、飛散した時は速やかに、その転落した飛散物を除去するなど必要な措置を講じなければならない」

 警察によりますと、「落下物がある」という通報があり、人的被害はなかったとのことです。

交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん
「『この車は(積載物が)高すぎる』など、そんなトラックが近くを走っている場合は思い切り車間距離を取ること」

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