トンネルでの車の事故が、もう一つの事故を招くことに。危険な瞬間です。
■車の衝突でバイク“巻き添え”
青空が広がるなか、神奈川県から群馬県方面へ。渋滞はなく、流れは順調でした。そして、長さ3キロを超えるトンネルへ。
目撃した男性の右側に白い車が現れたのは40秒後でした。緩い右カーブ。白い車の動きに違和感を覚えたといいます。
目撃した男性
「追い越されてから変だなと感じました。恐らく車線と車の進行方向のずれかと思います」
白い車が徐々に左側へと寄っていきます。すると、前を走っていた軽トラックに追突。押し出されるように軽トラックは壁にぶつかりました。
車体の一部が散らばり、タイヤが外れて右側の車線へ…。さらなる事故を呼びます。
2人乗りのバイクがタイヤに接触して転倒。火花を散らして滑り、乗っていた2人は道路に投げ出されています。
目撃した男性
「突然のバイク転倒で驚きましたが、(2人は)すぐに起き上がり、道路脇に退避していました」
目撃した男性は非常駐車帯に停車。救急車の到着を確認して走り出したといいます。
トンネルでは衝突事故が起きやすいと専門家は指摘します。
交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん
「トンネルの中に入ると暗さに目が慣れなくて、しばらく周囲がよく見えなくなってしまうことがあります。(事故を防ぐには)入ってからじゃなくて、入る前に減速をして入ること。入る時には必ずヘッドライトを点灯させて、前の車がいたら十分な車間距離を保つこと」
警視庁によりますと、転倒したバイクに乗っていた2人が骨を折る重傷を負ったということです。
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