静岡県湖西市の浜名湖で男子高校生（１７）の遺体が見つかった事件で、静岡家裁浜松支部は、殺人などの疑いで家裁送致されていたフィリピン国籍の男（１８）を検察官送致（逆送）すると決定した。関口剛弘裁判長は「一連の犯行において中心的な役割を果たしており、犯情は非常に悪質」と指摘。刑事処分が相当だと判断した。
決定は２４日付。静岡地検浜松支部が近く起訴するか判断する。
地検などによると、男は殺人罪などで起訴された堀内音緒被告（２１）と共謀し、２月５日午前３時半～５時ごろ、中国籍の通信制高校２年、斉藤宇川さん＝袋井市＝に暴行し意識障害などを負わせ、車のトランクに監禁して湖西市内の公園でも暴行、浜名湖付近の川に落とし溺死させた疑いがある。
また家裁支部は、監禁などの疑いで送致された当時１７歳の少年３人を初等・中等（第１種）少年院送致、証拠隠滅容疑で送致されたフィリピン国籍の女（１９）を保護観察処分とした。
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