東京や埼玉で相次ぐ強盗事件を受けて、埼玉県警は住宅に強盗が押し入ったことを想定した訓練を初めて実施しました。「緊急時は迷わず通報してほしい」と呼び掛けています。

 フードをかぶりハンマーを持つ男に電話をしている男。2人組の男が怪しい動きをしています。

住人役
「(Q.事件ですか、事故ですか)事件です。変な方が窓を割って入ってこようとしてるような雰囲気が感じられるんですが」

 所沢警察署による住宅強盗の訓練で、市民およそ30人が防犯対策についての講習を受けました。

 警察によりますと、110番通報を受けてから警察官が到着するまでの全国平均はおよそ8分で、強盗に入られないような対策に加えて、強盗に入られた場合でも時間を稼ぐことができるようにしてほしいとしています。

所沢署 渡部久一郎生活安全課長
「普段の戸締りはもちろんのこと、防犯フィルムや補助の鍵を活用していかに犯人の侵入を遅らせるか」

上新井すみれ町会 副会長
「フィルムをガラスに貼るとか、それが100円ショップで売ってるとか。本当に高額な金額をかけなくても、防犯の手が打てるということがよく分かりました。一人暮らしじゃなくても怖いんだなということで。自分の家のガードというのを今1つ、考え直さなきゃいけないなと」

 所沢市では、1日、80代の夫婦が住む住宅で現金が奪われる事件が発生していて、警察は「緊急時は迷わず110番通報をしてほしい」と呼び掛けています。

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