神奈川県警は25日、車のナンバー照会で得た個人情報を指定暴力団・稲川会系組幹部の男に流出させたとして、49歳の警部補を逮捕しました。警部補は暴力団捜査の過程で男と知り合ったということです。

 神奈川県警川崎警察署・刑事第二課の警部補、高橋一大容疑者(49)は2021年5月ごろ、車のナンバー照会で得た個人情報を指定暴力団・稲川会系の組幹部、永沼光夫容疑者(48)に流出させた疑いが持たれています。

 永沼容疑者も高橋容疑者に情報を提供するよう、唆したとして逮捕されました。

 神奈川県警のよりますと、高橋容疑者は2021年当時、県警本部の暴力団対策課に所属していて、永沼容疑者とは「捜査の過程で知り合った」と供述しているということです。

 県警は高橋容疑者の認否について明らかにしていません。

 加藤秋人監察官室長は現職警察官の逮捕について、「警察への信頼を失墜させる言語道断の行為であり、県民の皆様に心からおわび申し上げます」とコメントしています。

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