SLの「D51-1116」運転席=ユメノバ提供

 茨城県筑西市の乗り物テーマパーク「ユメノバ」は11月2~4日、レールパークに常設しているSL(蒸気機関車)、寝台特急、新幹線の運転席を特別公開する。県の「茨城アフターデスティネーションキャンペーン」の一環。担当者は「普段は座れない運転席に座り、子供や鉄道ファンに運転士気分を味わってほしい」と話している。

 SLは「デゴイチ」の愛称で親しまれた「D51-1116」。第二次世界大戦中の1944年に製造され、国鉄宇都宮機関区に配属。北海道に転籍され、耐震耐雪に改造された。76年に廃車となった。

 寝台特急の電気機関車は「EF81-138」。79年製造で、主に特急「あけぼの」をけん引。豪雪地帯仕様になっている。臨時で「北斗星」もけん引。9年前に引退し、ユメノバでは「北斗星」に接続されている。

 新幹線は「E224―127」。99年製造。東北新幹線「やまびこ」、上越新幹線「とき」として使用され、2018年まで運行していた。秋田新幹線と連結する「分割併合装置」を装着しているのが特徴だ。

 参加者は運転席に座り、ブレーキハンドルなど運転機器に触れ、汽笛も鳴らせる。体験時間は1組15分。

 公開は午前10時半~午後4時。午前10時から受け付け、先着18組に限定。各車両1組(5人まで)1000円。ユメノバ入場は別料金。予約・問い合わせは事務局(0296・48・7417)。【堀井泰孝】

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