埼玉県や東京都で起きた連続緊縛強盗事件で公開手配され、いまだ逃走中の森田梨公哉容疑者(24)が事件後、都内の宿泊施設に滞在していたことが分かりました。
少しずつ事件の詳細が分かってきたなか、4日夜、森田容疑者の弟が取材に応えました。
■弟が語る 容疑者の素顔
公開手配されている森田容疑者の弟
「(Q.事件後、兄から連絡は)一切ない。何回もしてます、自分は。なかなかつながらない。安否が不安だし、どういう生活しているか分からない。そこが一番心配なところ」
兄と最後に連絡を取ったのは所沢で事件が起きる3日前。いつもと変わらない日常会話でした。こうなるまでは、山梨のリフォーム会社で働いているものだと思っていたそうです。
公開手配されている森田容疑者の弟
「(Q.東京にいたことは)全然分からなかった。(Q.様子が変わったことは)全然ない。(Q.悩みを聞いたことは)自分に相談してくるようなタイプじゃない。お兄ちゃんの弱いところは俺にも分からない。皆に好かれるような人だった。これだけは間違いない。今でも皆から連絡来るし、人のためならという性格。(Q.一方で今、指名手配)信じられないけど、どんな理由があっても自分がしてしまったことだから、自分でけじめつけて出てきてくれることを信じて待つしかない、自分たちは。皆信じて待っていることは必ず伝えたい。生きて帰って来いと伝えたい」
80代の夫婦を縛り上げ、刃物のようなもので切り付けて現金などを奪った強盗事件。森田容疑者は事件の後、東京の新小平駅からタクシーに乗って10分ほどの場所で降りました。約10時間後、別のタクシーで都内を逃走します。
空白の10時間どこにいたのか。関係者によると、すぐ側にある宿泊施設に滞在していたとみられることが新たに分かりました。
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■指示役 アプリで「大谷」「松本」■指示役 アプリで「大谷」「松本」
所沢の事件をめぐっては、また1人。安田勇介容疑者(23)は、事件で奪われたクレジットカードを使って買い物をしようとした疑いが持たれています。
安田勇介容疑者
「借金の返済がきつくて、どうしても報酬が欲しかった」
Xに投稿されていた仕事に応募したのは事件前日。そこには「高額案件」「タクシー業務」「書類運搬」「日給5万円から」といった言葉が並んでいたといいます。すぐに秘匿性の高い通信アプリ『シグナル』に誘導され、全ての指示はそこで。指示役は「大谷」「松本」と名乗っていたといいます。
安田勇介容疑者の供述
「都内の某所に行けと言われ、草むらにクレジットカードが隠されて置かれていた。『そのカードを使って購入しろ。ルイ・ヴィトンのバッグがいい。20〜30万円のものを選んで買え』と」
歌舞伎町の質店で35万円相当のバッグを購入しようとしましたが、指示された暗証番号の入力を2回間違え、ばれると思って逃げ出したということです。身柄を確保された時クレジットカードは持っていませんでした。指示役から捨てるよう指示があったといいます。
「大谷」と「松本」はあくまで安田容疑者に指示をした人物。一連の強盗事件に関わっていたかどうかはまだ分かっていません。
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