「もったいないフルーツアクション」のロゴマーク=ドール提供

 果物大手のドールは4日、規格外などで廃棄される果物を減らす「もったいないフルーツアクション」をスタートさせると発表した。2021年にスタートした「もったいないバナナプロジェクト」を進化させ、キウイやマンゴーなど、ほかの果物にも対象を拡大する。

 「もったいないバナナプロジェクト」は毎日新聞社が運営する「MOTTAINAIキャンペーン」と連携して始まった。まだ食べられるのに廃棄されていたバナナを「もったいないバナナ」と名付け、ジュースや飲料、ヨーグルトなどの加工食品に活用してもらう取り組みで、すでに50社を超える企業が参画している。

 「もったいないフルーツアクション」では、「フルーツロスをゼロにすること」をゴールに据え、企業の垣根を越えた共創型の活動を図る。具体的には▽飲食業界やクリエーターと連携した商品展開の加速化▽オフィスへの「もったいないバナナ」の定期配達サービスの推進――などに取り組む。

 同社は「もったいないバナナプロジェクトの輪をさらに広げ、サステナブルな仕組みを構築したい」としている。【高木諭】

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