危険な手放しライダーの姿が捉えられていました。
9月4日午前5時すぎ、まだ薄暗い国道を走行していると、右側からすり抜けていく1台のバイクが…。
運転していた人
「とにかく『ヤバいライダー』がいるなと思いました」
よく見ると、両手はだらんと下がり、ハンドルを握っていません。手放し運転です。追い抜く時もシートに深くもたれ、ずっと手放しのまま。
運転していた人
「手放しで、どんどん速いスピードですり抜けていったので、そのうち事故に遭いそうだなと」
この手放しライダーに専門家は…。
交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん
「危険極まりないと思います。恐らくハンドルを足で操作しているのかな。確実にハンドル操作をしないで他人に危害を及ぼす恐れがある運転。安全運転義務違反になります」
危険なライダーは他にも。遭遇したのはウィリーライダーです。
国道を走行中、左側の車線からバイクが追い抜いていきます。その直後…。
バイクの前輪を浮かせ、後輪だけで走り始めたのです。いわゆる「ウィリー走行」。さらに、左足をシートに掛けて立ち上がるような姿勢で走り続けます。
運転していた人
「とても危険に感じた。いつ転倒するかヒヤヒヤし、早くどこかへ行ってほしいと感じた」
バイクの異変は車を追い抜く前から始まっていました。
後方カメラにはウィンカーも出さず、スピードを上げて迫ってくるバイクの姿が。そして、追い抜きざまにウィリー。
運転していた人
「見せびらかしたかったのだと思う。人のいないところで1人でやっててほしい」
公道でのウィリー走行も安全運転義務違反にあたるといいます。
交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん
「罰則は3カ月以下の懲役、または5万円以下の罰金。違反点数は2点。反則金は二輪車で7000円となります」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。