▽安次嶺近榮さん=宜野座村

 1985年から39年間、宜野座小学校の環境美化活動にボランティアで取り組む。戦時中、宜野座村福山に疎開。生活のため福山の屋敷の木などを多く切り倒し、そのおわびとお礼を兼ねて木を植え始めた。校庭や運動場周辺の草刈り、樹木剪(せん)定(てい)、植栽、草花管理を行っている。また、環境保全の精神や自然保護活動の実践力の育成のため、児童・生徒や学校職員へ研修などを通し、指導してきた。

 ▽仲本裕樹さん=南城市

 学童野球の競技人口が減る一方で、女子選手の数は増え続けている。中学、高校への進学のタイミングで野球をやめる子が多く、「この子たちが県内で活躍できる場をつくろう」と、沖縄女子中学選抜チーム「沖縄ガールズ」を立ち上げる。その後、南部商業高校女子野球部の創部から部員寮の設立まで中心となって支援。女子野球の競技普及に努めている。

 ▽一般社団法人UITEMATE沖縄(仲村翔代表)=宜野湾市

 活動開始は2013年。知り合いの水難事故がきっかけで、代表の仲村翔さん(宜野湾市消防職員)が消防仲間に声をかけてボランティア団体「UITEMATE@沖縄」を設立。溺れた時、自分の命を自分で守れるようにと、県内各地で「命の授業」を開催。水難防止に努めている。

 ▽船浮音祭り実行委員会(池田卓代表)=竹富町

 西表島船浮出身のシンガー・ソングライターの池田卓さんが「離島の離島と呼ばれる船浮に足を伸ばしてくれるきっかけをつくりたい」「プロの演奏を聴く機会の少ない島の人たちに楽しみを届けたい」と考え、2007年に企画・プロデュース。今年で18年目。今では春の時期に、なくてはならないイベントとして定着し、多くの人々が訪れている。

 ▽女性を元気にする会(ゴージャス理枝代表)=那覇市

 設立は2015年。日頃から子育てや家庭のために頑張っている県内の女性を応援する活動を展開。家族みんなで楽しめるイベント「トータルビューティーフェア」を開き、フードドライブやチャリティーコンサートに取り組む。コロナ禍以降は、家計が苦しくなった困窮世帯にボランティアで食料を届ける活動にも力を入れている。また、母子寮などの福祉施設で無償の美容ケアも提供している。

(写図説明)安次嶺近榮さん

(写図説明)仲本裕樹さん

(写図説明)一般社団法人UITEMATE沖縄

(写図説明)船浮音祭り実行委員会

(写図説明)女性を元気にする会

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。