30日、東京・国分寺市の住宅で60代の女性が、複数の男にハンマーのようなもので襲われました。

2階で寝ていた女性が物音に気付いたのは、午前4時すぎのこと。1階に降りると、玄関で男らと鉢合わせに。ハンマーのようなもので顔を殴られ、粘着テープで頭から足まで、ぐるぐる巻きに縛られました。

「騒ぐな、殺すぞ」と脅されたうえ、「金を出せ」と書かれたスマートフォンの画面を突き付けられたといいます。

男らが逃走した後、女性は自力で外に出て、通りがかった新聞配達員に助けを求めました。そのとき女性は、腕の骨を折るなど重傷を負っていました。

通報した新聞配達員
「明らかに、ただならない状況。女性の口に貼ってあったガムテープをはがして、『携帯、持ってないか?110番してほしい』と。ひじの下らへんも巻かれていて。(Q.両腕が縛られていた)腕も反って、痛いだろうなと。髪の毛とかズボンにも無造作にガムテープがベタベタくっついて。全身、見える限り肌は、アザまみれで」

現場近くの防犯カメラには、白っぽい服を着た人物が、バイクに乗った人に助けを求めるような姿が映っていました。白っぽい服の人物が女性とみられ、後ろ手に縛られているようにも見えます。

女性によりますと、4〜5人の男が押し入ったそうです。

通報した新聞配達員
「『お金出せ』みたいに言われて。最後まで口は割らなかったらしい。金がある、ないは言わなくて、ひたすら殴られたみたい」

現場近くの防犯カメラを設置していた家の住人は、こう話します。

現場近くの住人
「全然、気付かなかった。物静かな人。ずっとお母さまと暮らしていたけど、去年、亡くなって、そこから一人暮らしでしたね」

今回の事件の犯人は、いまも逃走中です。警視庁は、強盗致傷事件として行方を追っています。

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