警視庁

東京・歌舞伎町の大久保公園周辺で売春目的の客待ちをしたとして、警視庁新宿署と保安課は売春防止法違反(売春目的の客待ち)の疑いで、住所不定、無職の女(28)を逮捕した。「弁護士が来るまで何も話しません」と黙秘している。

警視庁は客待ち行為について、これまで女性が男性とホテルを利用する際などを捉えて現行犯逮捕してきたが、今回は初めて、過去の行為について検挙した。最近は女性同士で会話して客待ちでないように装って摘発を逃れようとするケースがあるとして、保安課の担当者は「過去の行為でも摘発されることを知ってほしい」としている。

保安課によると、女はガードレールに腰掛けて携帯電話を操作し、男性が通ると顔を上げて客待ちを行っていた。昨秋以降複数回客待ちを行い、売春の交渉をしたりホテル街に向かったりするところが確認されていたという。23日に再び公園周辺に現れたところを逮捕した。今後は希望に応じて福祉事務所などと連携して支援するという。

逮捕容疑は11日午後6時半ごろ、大久保公園北側の路上で男性から声をかけられるのを待ち、売春目的の客待ちをしたとしている。

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