東京電力は２４日、福島第１原子力発電所で電気系統のトラブルがあり、処理水の海洋放出を停止したと発表した。放出期間中のトラブルで停止したのは初めて。原因は調査中。再開のめどは立っていない。
東電によると２４日午前１０時４３分ごろ、原発構内にある電源Ａ系にトラブルがあり、停電が発生。処理水の放出を緊急停止した。
同原発では昨年８月に処理水の海洋放出を開始。これまでに計４回で約３万１２００トンを放出し、今月１９日から５回目の放出を実施している。
放出期間中の停止は、今年３月に最大震度５弱を観測した福島県沖地震以来。東電によると、停電による放出停止は初めてという。
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