記録的な大雨に見舞われた石川県の能登半島で、新たに2人の遺体が発見されました。

 県などによりますと、これまでに9人の死亡が確認され、安否や行方が分からない人は6人となっています。

 25日、県外から応援にきたヘリが珠洲市と輪島市の海岸近くで新たに2人を発見し、その後、死亡が確認されました。

 いずれも男性とみられるということです。

 珠洲市真浦町では70代の男性が、輪島市久手川では80歳の前川政二さんが行方不明となっていて、警察は遺体の身元確認を急いでいます。

 一方、輪島市では道路が寸断され一時、孤立状態となった七浦地区の住民たちが26日から全員で集団避難をすることを決めました。

 住民たちはライフラインが遮断されるなか、公民館に設置された衛星電話で連絡を取り、救助を待っていました。

 能登地方では今も16カ所の集落で孤立状態が続いていて、県などはライフラインの復旧も含め対応を急いでいます。

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