車輪に車軸を取り付ける作業の際、検査結果の数値が書き換えられていた問題で、「JR貨物」の本社に国土交通省が25日午後、立ち入り検査に入りました。

 国土交通省の職員が午後3時ごろ、立ち入り検査に入ったのはJR貨物の本社です。

 JR貨物では車輪に車軸を取り付ける「輪軸」の組み立て作業で、基準値を超える圧力を掛けたにもかかわらず、基準値通りに検査結果を書き換えていたということです。

 JR貨物を巡っては、JR新山口駅の構内で7月に脱線した車両にも不正が行われた輪軸が使われていました。

 これまでに国交省は北海道、神奈川、広島の3つの車両所にも立ち入り検査を行ってきました。

 国交省は輪軸を巡る一連の問題を受けて、JR貨物に加えて「JR東日本」や「東京メトロ」の本社などにも立ち入り検査を行っています。

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