鳥島近海の地震により伊豆諸島と小笠原諸島に一時、津波注意報が出されましたが、午前11時に解除されました。気象庁は会見を開いて説明を行いました。

 (社会部・屋比久就平記者報告)
 気象庁によりますと今回の地震発生以降、震度1以上の地震は観測されておらず、活発な地震活動は認められないということです。

 また、今回の地震はマグニチュードが5.8で、これは本来であれば津波を観測するような規模ではないとしました。

 しかし、鳥島周辺では過去にもマグニチュード6前後の地震で津波が発生した事例が複数ありました。

 こうしたことを踏まえて津波注意報を発表したということです。

 また気象庁は先週、鳥島の近くにある須美寿島で海面の色が変わる「変色水域」を確認したことから、噴火警報を発表していました。

 ただ、今回の地震や津波と海底火山の噴火の関連については現在調査中で、詳しいメカニズムはまだ分かっていないということです。

 気象庁は地震や津波について引き続き監視をしていくとしたうえで、ホームページ上で公表している最新の情報を確認するよう呼び掛けています。

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