石川県輪島市久手川町では住宅4軒が流され、複数の人の安否が分かっていません。

 輪島市、塚田川沿いの住宅が流された現場から1キロほど下流では、自衛隊などが手作業で安否不明者の捜索を実施しました。

 中学3年生の喜三翼音さんも安否が分からず、父・鷹也さんが捜索を見守りました。

安否不明・翼音さんの父 喜三鷹也さん
「娘は寝ていて、状況も全然気付いていなくて、電話の音で起きたのかなと思うんですけど、外を見たら海みたいになっていると。土石流で道路が見えない状態で。たぶん、それで家が押されて部屋の戸も開かないと」

 当時、翼音さんは1人で家にいたということで、鷹也さんが徒歩で戻った時には家の基礎だけが残った状態でした。

安否不明・翼音さんの父 喜三鷹也さん
「とにかく、どんな形でも見つかってほしいという願いだけです。抱きしめたいですね」

 23日も自衛隊などが現場を捜索することにしています。

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