石川県の能登半島北部を襲った豪雨で氾濫した輪島市の塚田川で22日、高齢とみられる男性の遺体が見つかったことが県警輪島署や地元消防への取材で明らかになった。付近では複数の住宅が流されて男女4人が行方不明になっており、県警は男性の身元特定を急いでいる。
輪島署や奥能登広域圏事務組合消防本部によると、輪島市塚田町を流れる塚田川で22日、「高齢の男性と思われるが、頭しか見えない」との119番があった。男性は午後1時20分ごろに救出されたが、現場で死亡が確認されたという。
塚田町と隣接する久手川(ふてがわ)町の塚田川沿いでは21日、複数の住宅が氾濫した塚田川の濁流や土砂にのみ込まれ、住民とみられる男女4人と連絡が取れていない。
行方が分かっていないのは中学3年の喜三翼音(きそはのん)さん(14)や80代男性ら4人。県警や消防は引き続き周辺で捜索活動を続けている。【藤河匠、面川美栄】
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