雨の中、「さすけねえか」と周囲を気遣う綾瀬はるかさん=会津若松市追手町の鶴ケ城で2024年9月22日午前10時38分、錦織祐一撮影
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 福島県の会津地方に秋の訪れを告げる「会津まつり」のメインイベント「会津藩公行列」が22日あり、会津を治めた歴代の領主らに扮(ふん)した約600人が会津若松市の中心市街地を練り歩いた。

 幕末の旧会津藩を舞台にしたNHK大河ドラマ「八重の桜」(2013年)で主人公の山本(新島)八重を演じた綾瀬はるかさん(39)が、今回もドラマの八重の衣装をまとって特別参加した。

会津藩公行列で沿道の住民らに手を振る綾瀬はるかさん=会津若松市中央1で2024年9月22日午後0時13分、錦織祐一撮影
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 まつり初日の21日は、荒天のためちょうちん行列や会津磐梯山踊りが中止に。22日も時折強い雨に見舞われた。綾瀬さんは出陣式でのあいさつで「雨が降っているけど、さすけねえか(大丈夫ですか)」と会津弁で参加者を気遣い、「目いっぱい楽しんで最高の一日にしましょう」と呼び掛けて拍手を浴びていた。

 あいにくの天気にもかかわらず多くの人が沿道を埋め、行列を応援していた会津若松市の30代女性は「綾瀬さんが毎年参加してくれるのは感謝しかない。そのおかげで会津にこれだけの人が来てくれている」と喜んでいた。【錦織祐一】

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