北海道標津町の上空から望む国後島の爺爺岳(左)。右奥は択捉島=本社機「希望」から

 ロシアによるウクライナ侵攻で北方領土への墓参ができない中、四島に眠る祖先の霊に船上から手を合わせる「洋上慰霊」は21日、今年度の全日程が終了した。66人が参加したこの日は強風のため根室港から出港できず、岸壁に着岸した交流船「えとぴりか」船内で慰霊式が行われた。

 今年度は全7回の日程で、元島民や後継者ら延べ503人(前年比119人増)が参加。知床岬沖まで北上する「国後島北コース」が新設され、下船後には懇親会も行われた。【本間浩昭】

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