中国・深センで日本人学校に通う男子児童が刺され死亡したことを受けて文部科学省は近く、この学校にスクールカウンセラーを派遣する方針です。

 盛山文科大臣は19日に談話を発表し、「心から哀悼の意を表する」としたうえで「未来ある子どもの命がこのような形で突然にして奪われることは決してあってはならず、深い憤りを感じている」としています。

 文科省によりますと、この学校には約270人の児童生徒が在籍し、現在は外部委嘱しているスクールカウンセラーを通じ、教員などに対して助言を行っているということです。

 文科省は子どもたちや教員らの心のケアのためにスクールカウンセラーと同庁職員の派遣を決めました。

 文科省は今年6月に中国・蘇州市でスクールバスを待っていた日本人の親子が切り付けられて負傷した事件の際もスクールカウンセラーを派遣していました。

 中国には日本人学校が今年4月時点で15校あるということです。

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