山間の道を走る車のドライブレコーダーの映像。緩やかな上り坂に差し掛かった、その時。突然、前を行く軽トラックから白い煙が出始めたのです。

運転していた男性
「アクセル踏んでガーッと一気に出てくる感じ。煙がオイルのような臭いもした」

 運転手の視界は、まるで濃い霧に包まれたように。軽トラックは、その後も煙を上げながら走り続けました。

運転していた男性
「(煙で)前の道が全然、分からなくなってしまうので、ゆっくり運転していた」

 男性は車間距離を取り、軽トラックの姿は見えなくなりますが…。

運転していた男性
「急に煙の中から現れた感じだったので、(相手も)びっくりしていそう。ゆっくり運転していた」

 衝突事故になっていたかもしれない危険な瞬間。軽トラックに何が起きていたのでしょうか。専門家に聞くと…。

交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん
「(恐らく)エンジンオイルが燃えて煙を出してしまっている状態」

 このまま走り続けた場合、エンジンが火を噴く恐れもあると言います。

交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん
「『整備不良車両の運転禁止』に該当。煙が原因で事故が発生したら、この軽トラックの運転者も事故の責任を問われますし、その事故の当事者に加わります」

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