兵庫県の斎藤元彦知事(46)に対する不信任決議案が、19日の兵庫県議会で全会一致で可決される見通しです。17日、斎藤知事は「知事は孤独だ」と話し、改めて続投への意欲を見せています。

■「法律の規定に基づいて判断」明言避ける

兵庫県 斎藤元彦知事
「これからどのようにしていくかということは、法律で規定されていますので、そこに沿って自分としてどうするかと考えている」
「法律もそうですけど、規定に基づいて考えていくということだと思います」
「法律に規定もありますので、そこでしっかり考えて判断していく」

 失職か、議会解散か?斎藤知事は17日、不信任決議案が可決した場合の対応について、「法律の規定に基づいて判断する」と繰り返し、明言を避けました。

斎藤知事
「(Q.一人で考えるのか、相談する人がいるのか?)知事というのは、やはり判断には孤独な面もずっとありますので、自分でしっかり考えて、政治家としての対応をどのようにするかを決断していく」

■斎藤知事 改めて続投への意欲を示す

 県議会初日を19日に控え、17日に各会派の代表者らが集まり、不信任案を巡る対応を協議しました。

自民党兵庫県議団
北野実幹事長
「(Q.不信任案は全会一致?)全会一致、その予定で頑張ります」
「(Q.維新の会も?)そうですね」

 斎藤知事の疑惑を巡っては、2021年の知事選で斎藤知事を推薦した最大会派の自民党や維新の会をはじめ、県議86人全員から辞職を要求される異例の事態に。

斎藤知事
「改めなければいけない点、改善しなければいけない点も出てきていると思いますけれども、それは私はしっかり対応して、その上で与えられた任期をしっかり全うしていくということが、改革を進めていくうえで大事」

 改めて続投に意欲を見せた斎藤知事。不信任案の可決後、知事が議会を解散したことは全国ではこれまでに一度もありません。

日本維新の会 吉村洋文共同代表
「斎藤知事には僕自身から直接、僕の考えをお伝えしましたので、もうあとは斎藤知事の判断だと思います」

 19日、不信任案が可決される見通しの斎藤知事は、どんな判断を下すのでしょうか。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年9月18日放送分より)

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