山形県の秋の風物詩「第36回日本一の芋煮会フェスティバル」が15日、山形市の馬見ケ崎(まみがさき)川河川敷で開かれ、約3万食の芋煮が振る舞われた。
直径6・5メートルの巨大鍋「3代目鍋太郎」に里芋3・2トン、山形牛1・2トン、こんにゃく4000枚、長ネギ3500本など山形県産の食材を入れ、しょうゆや日本酒、砂糖で味付け。改造したショベルカーを使って調理した。
この日は時折、激しい雨が降るあいにくの天気にもかかわらず、県内外からの行楽客でにぎわった。仙台市泉区から友人家族と訪れた岡野和歌さん(39)は「本場の芋煮を一度、食べてみたかった。いい思い出になった」。初めて芋煮を食べたという阿部環采(かんな)さん(9)は「しょうゆ味で、お芋がほくほくしておいしかった」と秋の味覚を楽しんでいた。
村岡達啓実行委員長(44)は「これほどの雨が降る中での開催は経験がなかった。たくさんの人が訪れてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。【竹内幹】
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