人気ロッカーのダイアモンド☆ユカイさん(62)、俳優の小林優仁(まさひと)さん(13)が14日、「深谷市親善大使」に委嘱され、同市役所で小島進市長から委嘱状が手渡された。ユカイさんは11月9日に自身のプロデュースで開催される同市の音楽イベント「ネギロック」に向けて手がけた新曲「I ♡(ラブ) ネギ ROCK」を披露するなど「深谷ラブ」を熱っぽく語った。
音楽活動を中心に舞台、映画など幅広く活躍するユカイさんは東京都の出身。「母親の実家が深谷にあり、お袋に連れてこられた懐かしい『いなか』なんです。ネギロックに関わるようになり、自分の体にはこの土地の血が流れていることを感じています」と、深谷との縁をアピール。
ネギロックは深谷商工会議所青年部が中心となり、2017年に始まったご当地音楽イベント。ユカイさんは今年、全体プロデューサーを任され、人気歌手の大黒摩季さんらを招く予定で「みんなで一緒に楽しめるイベントにしたい」と意気込む。
親善大使委嘱を含め「若いころ、自己肯定感がなく苦しんだ。そんなときロックに出会い、今の自分がある。恩返しするつもりで、オンリーワンのロックフェスにしたいし、深谷発のアーティストを育てたい」と抱負を述べた。
小林さんはNHKの大河ドラマ「青天を衝け」(2021年)で渋沢栄一の幼少時代を演じ、一躍人気者に。「大河ドラマから今年7月の新1万円札の発行までの間、折に触れて深谷に来ています。すてきな思い出をつくってくれた深谷は自分のふるさとです」と語り、小島市長らを感激させた。
小島市長は「ユカイさんには新しい深谷の文化をつくってもらいたい。小林さんは『名誉市民になりたい』と言ってくれましたが、まずは親善大使から始めて」とユーモアたっぷりに激励した。【隈元浩彦】
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