北海道内の大手乳業メーカー、よつ葉乳業の十勝主管工場(音更町)で14日、敷地内で乳製品や特産品を提供し、牛乳やバターの製造工場も見学できる「ミルクフェスタ」が開かれた。新型コロナウイルス感染拡大の影響でイベントは中止が続き、5年ぶりの開催となった。家族連れをはじめ約1万人が会場を訪れて、晴天の秋の一日を楽しんだ。
会場は工場に生乳出荷する十勝管内の12農協の出店がずらりと並び、農産品や牛肉製品などを販売。ソフトクリームやピザの販売に長蛇の列ができ、乳牛の実物大模型で乳搾りを疑似体験できるコーナーで子どもたちが歓声を上げた。
両親と訪れた町立下音更小3年の森楓華さん(9)は搾乳を疑似体験し、「柔らかくて気持ちいい」と笑顔。工場長を務める井出元郎常務は「生乳生産者と一緒に行うイベントであり、地域とともにある工場だということを知ってもらいたい」と話した。【鈴木斉】
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