芸術との出会いを通じ、地域の魅力を再発見してもらおうという回遊型の芸術展「アシカガアートクロス」が14日、栃木県足利市北部の名草地区を主会場に始まる。アーティスト7組が参加し、閉園した保育所や廃校利用のセミナーハウスで、元園児らの思い出をもとに創作した作品、空間表現などを2週間にわたり披露する。
アートクロスは2018年に始まり、主に中心市街地に点在する古民家で新進作家の作品を紹介してきた。昨年から運営体制を変更。展示会場も中心市街地を離れ、昨年は東部地区、今年は北部を中心エリアに設定した。
参加するのは、秋山佳奈子さんと林朝子さん▽海老塚耕一さん▽構想計画所▽土屋未沙さん▽中村岳さん▽町田帆実さん▽やあべそいさん――の7組。会場は、名草地区の名草ふるさと交流館▽名草セミナーハウス▽旧名草保育所▽ガソリンスタンド跡地▽主催する「ARTあしかが実行委員会」が事務局を置く同市東部の大久保分校スタートアップミュージアム――の計5カ所で、それぞれ個性豊かな作品を分散展示する。
29日まで各会場とも午前10時~午後5時。入場無料。問い合わせは実行委事務局(0284・22・7868)。【太田穣】
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