待ちに待ったシーズン到来のサツマイモ。「サツマイモ天国」と呼ばれる街に行くと、焼き芋はもはや「飲む」時代のようです。
■「さつまいも天国」にシーズン到来!
大学イモの専門店があるのは、サツマイモの名産地として知られている埼玉県川越市です。
観光客
「秋=イモというイメージが強かったので来た」
「ソフトボールの中にもイモが入っていておいしかった」
多様なおイモグルメであふれる“サツマイモ天国”の川越市がシーズンイン。
大学イモにも使われてるイモも実は…。
大学いも 川越いわた 花俣準代表
「こちらが今年、取れた川越産の紅高系という種類。イモのタイプでいうと、ちょっとしっとりしたもの」
地元産の“新米”ならぬ“新イモ”を使っているのです。
大学いも 川越いわた 花俣準代表
「水分を多く含んでいるので割とフレッシュな味わい。イモ自体はとってからしばらく寝かせた方が甘味が乗るが、うちの場合、大学イモで蜜に付けちゃうので食感を楽しんでいただきたい」
川越市周辺で作られる「川越いも」を育てる農園では、まさに今、収穫真っ盛りです。
サツマイモ農家 瀬島吉明さん
「5月、6月ぐらいから順調に雨が降ったおかげで(イモの)生育に関しては順調に育っている。夏も暑くて若干の高温の影響があるかと心配したが、おかげさまで例年通りの収穫が見込めそう」
採れたてのおイモは、とある場所でさらにおいしくなるといい、地下4.5メートルの温度と湿度を保った蔵でひと月寝かせてからの出荷です。
サツマイモ農家 瀬島吉明さん
「寝かせることで熟成が進み、甘味が増すのは経験的にあるので、貯蔵してからの販売をしている」
■飲む時代!?進化する焼き芋
ますます期待が膨らむ秋の川越市では、変わりダネのおイモグルメも人気です。
台湾から来た人
「外側がサクサクしていますね。こんな食感は初めてです」
焼き芋にざらめをかけてあぶった食感の楽しい一品に加えて…。
MINAMIMACHI COFFEE 山本咲希さん
「完全に焼き芋の飲み物という感じ。イモ本来のおいしさや甘味を存分に味わう飲み物」
飲む焼き芋とは一体、何なのでしょうか。
MINAMIMACHI COFFEE 山本咲希さん
「ねっとり系の焼き芋を皮ごと使用しておりまして、はちみつや砂糖など余計な甘味なども加えずにイモとミルクだけ使っております」
焼き芋とミルクだけで仕上げた「やきいもラテ」が飲み物の中では一番人気だそう。
ちなみに、川越市では珍しいおイモも発見しました。
イモづる式にイモを釣る。その名も「川越いもみくじ」。イモの中から取り出したおみくじで運勢を占います。
川越 氷川神社 荒川裕也さん
「これからサツマイモのおいしい時期になるかと思いますから、ぜひ、イモを使った製品も楽しみながら、川越の昔ながらの街並みを楽しんでいただければ」
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