航海をした際に支給される「航海日当」を船員が不正に受給していた問題で、海上保安庁は新たに374人が合わせて15万6000円ほどを不正受給していたことを明らかにしました。

 海上保安庁によりますと、今年7月、航海をした際に支給される「航海日当」について、長崎県の佐世保海上保安部に所属する巡視艇など5隻で不正受給が行われていたことが確認されました。

 その後、海保が全国を対象に調査した結果、今年4月からの3カ月間で、船長を含む船員ら374人が合わせて15万6000円ほどを不正受給をしていたことが新たに明らかになりました。

 全国にある407隻のうち71隻で不正受給が行われていたということです。

 今後はおよそ9000人の職員を対象に書面調査を行うほか、再発防止検討委員会を設置し、抜本的な再発防止策を検討するとしています。

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