JR貨物がすべてのコンテナ貨物列車の運行を停止させました。
事の発端は7月。新山口駅で起きた貨物列車の「脱線」です。
この事故を受け、JR貨物が社内調査を実施したところ、列車部分の組み立て作業でデータ改ざんなどの不正が行われていたことが発覚。不正が確認された車両所など3カ所で、国交省による立ち入り検査も行われました。
これまでに564両で不正が確認されていましたが、JR貨物は11日、安全確認が取れていない貨車が新たに300両あることが分かったとして、すべての貨車およそ7000両の運行を停止しました。
その後、未確認だった300両以外は安全の確認ができたため、順次、運行を再開するということです。
この影響で、佐川急便は全国の広い範囲で荷物の到着に遅れが生じていると明らかに。ヤマト運輸は関東から九州・北海道宛ての荷物などに一日以上の遅れが生じる見込みだとしています。
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