ワクチンの製造・供給を手がける一般財団法人「阪大微生物病研究会」(BIKEN財団、大阪府吹田市)の瀬戸センター(香川県観音寺市)で、今季のインフルエンザワクチンの出荷作業が進んでいる。国内には四つのワクチンメーカーがあり、BIKEN財団のインフルエンザワクチンは全使用量の4分の1以上を占める。
同財団は1934年、「大学発ベンチャー」として大阪大学内に設立され、さまざまな種類のワクチンを供給している。瀬戸センターは2011年に完成し、15年から製造・出荷が始まった。
インフルエンザワクチンは流行前の9月下旬~10月に医療機関で接種が始まる。同財団は10月までに供給を終える予定。瀬戸センターでは、箱詰めされたワクチンがフォークリフトでトラックに積み込まれていた。【佐々木雅彦】
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