しがらき駅前陶器市に並ぶタヌキの置物=甲賀市信楽町長野の信楽高原鉄道信楽駅前で2024年5月3日午前10時36分、礒野健一撮影

 日本六古窯の一つでタヌキの置物で有名な滋賀県甲賀市信楽町で、タヌキの陶芸作品による人気投票「イケタヌ総選挙」を今秋、初めて開催する。30日まで作品を募集している。

 信楽では陶芸店の店先に多くのタヌキ像が並び、信楽高原鉄道信楽駅前には高さ5・3メートルの巨大タヌキ像が立つなど、街のシンボルとなっている。毎年11月8日は「信楽たぬきの日」として、さまざまなイベントが開催されており、イケタヌ総選挙もその一環として、信楽たぬきの日実行委と新名神高速土山サービスエリア(SA)が協力して企画した。

イケタヌ総選挙のチラシ=土山SA提供

 応募作品はオリジナルの陶芸作品で信楽焼以外も可。直径・高さとも10センチ以上50センチ未満。30日まで募集する一次審査は写真選考のみで、土山SAのホームページからダウンロードした応募用紙に必要事項を記入し、作品写真とともに送付する。10月中旬の一次審査で選ばれた10作品は実物を郵送し、市内各所で分散して展示。11月8日~12月8日に10作品の写真を掲示した選挙板を土山SAと信楽駅に設置し、投票してもらう。当選発表は12月24日。グランプリには5万円分の商品券が与えられる。

 同実行委の担当者は「プロの作家だけでなく、子供たちが陶芸体験で作ったタヌキなど、皆さんが思う『イケてるタヌキ』を待ってます」と呼びかけている。【礒野健一】

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