皇居・宮殿=東京都千代田区で2021年9月10日午後1時59分、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 天皇陛下は4日、皇居内の生物学研究所脇の水田で恒例の稲刈りをされた。長靴姿で水田に入り、うるち米のニホンマサリと、もち米のマンゲツモチをそれぞれ10株ずつ鎌で刈り取った。宮内庁によると今年の作柄は平年並みで、精米したコメは宮中祭祀(さいし)に使い、根付き稲を伊勢神宮(三重県伊勢市)に送るという。

 皇居での稲作は農業奨励を目的に昭和天皇が始めたもので、天皇陛下は上皇さまから引き継いだ。今年、陛下は4月17日に種もみをまき、5月14日に田植えをした。【高島博之】

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