沖縄県名護市辺野古の新基地建設の設計変更を巡り、県の不承認処分を国土交通相が取り消した裁決は違法だとして、県が裁決取り消しを求めた抗告訴訟の控訴審判決で、福岡高裁那覇支部(三浦隆志裁判長)は2日、県に訴訟を起こす適格性がないと訴えを却下した一審那覇地裁判決を支持し、県の控訴を棄却した。新基地建設を巡る県と国の2015年以降の訴訟計14件の最後の係争案件となっており、県側の対応が注目される。

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