「田楽提灯」を手に町内を練り歩く地元住民たち=山形県朝日町で2024年8月31日、竹内幹撮影
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 山形県朝日町の大谷地区で、台風などの風水害を受けずに五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する「大谷風神祭」が8月31日夜、開かれた。

 江戸時代の1755(宝暦6)年ごろ、立春から数えて210日目あたりに暴風雨が毎年のように一帯を襲い、山崩れが発生し、農作物が甚大な被害を受けた。困った村人たちが風水害を鎮めるよう神様に願い、祭りが始まったとされる。

「田楽提灯」を手に町内を練り歩く地元住民たち=山形県朝日町で2024年8月31日、竹内幹撮影
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 手作りした95個の「田楽提灯(ちょうちん)」を子どもや家族らが掲げて屋台などと一緒に町内を練り歩いた。祭りの実行委員長の白田忠一さん(73)は「台風が近づいていたが、無事開催できてよかった。年々人口が減少しているが、災害があっても地域で助け合っていきたい」と語った。【竹内幹】

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