東海道沖の台風10号は1日正午の観測で、熱帯低気圧に変わった。大気の状態が非常に不安定で、東日本の太平洋側を中心に激しい雨が降る所がある。気象庁は土砂災害や浸水、河川の増水・氾濫に警戒を呼びかけている。
交通機関は1日も乱れが続いた。東海道新幹線は三島―名古屋間が終日運休した。東京―三島間は始発から運行を見合わせた後、午前中に再開。名古屋―新大阪間とともに本数を減らした。JR東海は、2日は始発から全線で通常運行する予定だと発表した。
JR西日本は1日、山陽新幹線新大阪―博多間の本数を減らし運行。2日は始発から通常通り運行し、東海道新幹線との直通運転も再開する。
気象庁によると、東日本の太平洋側では、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の流れ込みにより、雷を伴った激しい雨の降っている所がある。これまでの大雨による地盤の緩みや河川の増水で土砂災害や洪水の危険度が高まっている。(共同)
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