大阪市役所正面玄関に設置している2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の巨大モニュメントが28日夜、台風10号の接近で「避難」した。破損を防ぐためビニールシートや毛布でグルグル巻きになり、定位置から奥へ移動した。
モニュメントは土台を含めて高さ約2・5メートル、横約4・0メートル、重さ約1トン。万博の機運を高めるため、23年12月に設置された。
府市万博推進局によると、28日夜、委託業者が木の枝などの飛来物で傷つかないよう、保護材を巻いた。風雨の影響が少ない庁舎の壁近くに移し、重しを置いてロープで固定した。「台風避難中」と書いた紙も添えた。
構造上は倒れないというが、万が一の転倒に備えて、早めに「避難」させた。このような措置は初めてといい、担当者は「ミャクミャクも早めの避難をした。台風接近中は外出を控え、元に戻ったら見に来てほしい」と話している。
ミャクミャクのモニュメントは、過去に傷つけられたり、落書きをされたりする被害を受けたことがある。【長沼辰哉】
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